情けない

情けない

 


という言葉は私の人生のテーマです。この言葉はネガティブそうに聞こえますがポジティブでもあります。

私が使う「情けない」のあとには

 


情けない(けど仕方ない)

 


がよく続きます。

 


自分は全く完璧人間じゃないです。自己肯定感が低いわけではないけれど、自分なんかいなくても家族や会社や社会は回るし、少し心がポッカリしてくれるような人は数人かはいてくれる気がするけど、私がいないとダメな人っていないんじゃないかなって思います。

 


誰かを幸せにしたいという気持ちはあります。それは結婚をする予定の男性だったりその人との間にできた子供であったり自分の両親であったり。

 


誰かを幸せにしたいと思う反面、完璧じゃない自分に情けないと感じます。

 


たまにこう、友達とのLINEとか見返して反省しては「情けない」を繰り返したり

ちょっとの気の緩みで許してしまった怠慢を後から責めて「情けない」と呟いたり(たとえばごみ収集の日に出したゴミ袋をきちんと結ばずに出した時)

 

この感情には少しナルシストも入ると思います。

なんやかんや言ったって自分のことが好きなのには変わりません。

 

自分のことなんか情けない仕方のない奴だと感情で割り切る反面、自分の至らないところをこの感情で誤魔化してもいるのです。

 

だから「情けない」は自分の人生のテーマです。この言葉さえ言ってたらなんだか、よくわからない誰かに許される気がするから。

でもそんな自分を自分は許せないから。「情けない」は一生私に付きまとう言葉になるでしょう。

 

ベックのLoserで「I'm a loser baby, so why don't you kill me」という歌詞があるけれどこの脱力感と無力感は「情けない」にとても当てはまる。だからこの歌が好き。